1967年、ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品、
主演、アラン・ドロン。
フィルム・ノワールです。
是非、この傑作を観てほしい…
三島由紀夫が映画藝術に寄せた論評（1968)があります。
「社会問題も政治問題もないところで、自律的な作法の美しさだけがモラルとして輝きだし、そこにはただ生死があるばかり、
しかも生と死の境目が、端麗なソフト帽の薄い一線に他ならない。」
カラー作品なのですが、その全編を支配するブルーグレイのトーン。
ジャズとバッハの交錯のなか、雨は降りしきり、
女は待ち…
男は…

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