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つい先日、記憶から消えない番組が
再放送されていた。
たまさか妻が、録画をしてくれていた。

1996年の作品。
鈴木保奈美さんが、サンテミリオンから始まる旅をする。

シトロエン2CVにとことこと乗り、
河口に向かい、
D2をガロンヌ沿いに巡る旅。

言わずもがな、
シャトーを訪ねるワイン紀行だ。

映像、音楽、人、構成、
全て私のなかでの第一級。

見た人も多いのでは?

番組中、通奏的にながれるのは、
my romance…
しゃれてる。

オーブリオンでは、
カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲。

マルゴーでは、ベートーベンのピアノコンチェルトの緩徐楽章。

ラトゥールでは、バッハだった。
あれは管弦楽組曲3番の、あのアリア。

ラフィットでは、
フォーレのアヴェマリアか?

ムートン。
ここは唯美だ。
マーラーの5番、第四楽章、アダージェット…
涙が頬をつたう。

極めつけは、その旅の終わり。

彼女はバ・メドックの、ジロンド河口に。
夕陽のなか、川縁でコルクを抜く。

音楽は、
ビリー・ホリデイ歌う、
for heaven’s sake…

お願いだから、恋におちましょう。
ふたりして。

また、ボルドーに恋をしそう…

(写真はシャトー・マルゴー)

chateaumargaux

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