News and Topics

1963年に生まれた私。
この映画はその年の封切。
雪之丞演じる長谷川一夫、
そのとき54歳である。
私との符合をみる。
おおよそ、天下の名優と自身との
相見比べの料簡は、
おそれ多くも持ち合わせは
もとより無いが、
何かしら感ずるものはある。
物凄い映画…
日本人ならば、
素通りには罪がある。
娯楽と芸術は相反しないことの証左、
さすがは市川崑。
長谷川一夫の役者魂。
若尾文子の比類のない美しさ。
先代鴈治郎の演じる力。
山本富士子の気っ風。
勝新太郎の存在感。
そして、八木正生のモンク風音楽…
観終わって一時間余…
今も胸が騒いでいる。

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA